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Apple T2 チップを搭載したMacは、ロジックボードが故障するとデータの復元はほぼ出来ない?

MacBook Pro 2018(Touch Barモデル)には iMac Pro 同様に「Apple T2 チップ」が搭載されています。

Apple T2 チップは、

Apple が開発した第 2 世代の Mac 用カスタムシリコンです。システム管理コントローラ、画像信号プロセッサ、オーディオコントローラ、SSD コントローラなど、ほかの Mac コンピュータに搭載されているさまざまなコントローラを再設計して統合した Apple T2 チップのおかげで、Mac が新しい能力を発揮します。
たとえば、Apple T2 チップには、新しい暗号化されたストレージとセキュアブート機能の基盤となる Secure Enclave コプロセッサが組み込まれているので、セキュリティが一段と強化されます。このチップの画像信号プロセッサは FaceTime HD カメラと連係するので、トーンマッピングが強化され、露出コントロールも進化し、顔検出ベースの自動露出機能と自動ホワイトバランス機能も使えるようになります。

Sauce:Apple サポート Apple T2 チップを搭載した Mac コンピュータ

これによりコントローラ系は「Apple T2 チップ」が処理しCPU等の処理能力を向上させます。また、ストレージ(SSD)は「Apple T2 チップ」と紐付けし暗号化されセキュリティが強化されます。

・・・何が言いたいかというと
「Apple T2 チップ」内には暗号化鍵が入っており、その部分が破損した場合やロジックボードが故障した場合はSSDからデータを復元する事が出来ません。
とのことです。

Apple T2 チップを搭載したMacは、ロジックボードが故障するとデータの復元はほぼ出来ない?

新しい Mac のストレージの暗号化について」と題して、Appleサポートのページ(以前は”iMac Pro の暗号化について”)が、2018年7月24日に更新されました。

Apple T2 チップには先進の暗号化テクノロジーが組み込まれているため、高速での暗号化が可能ですが、チップの暗号化鍵が入っている部分が破損した場合は、ドライブのコンテンツを適宜バックアップから復元しなければならなくなります。たとえば、システムファイル、App、アカウント、環境設定、ミュージック、写真、映画、書類などのコンテンツが該当します。

つまり、「Apple T2 チップ」を搭載したMacはロジックボードやT2チップが壊れた場合、内蔵しているSSDからデータを復旧出来ないので注意してね(・ω<) テヘペロ 、と言うことです。

おろ? ロジックボードに直付けのSSDからデータを吸い出して復旧なんて今まで出来たの? と疑問が湧いてきますが、直付けSSDが始まった 『MacBook Pro 2016、2017 Touch Barモデル』ではロジックボードが故障した場合、オンボードからSSDのデータを転送するコネクタが装着いているそうです。

分解でお馴染み iFixit によると 『MacBook Pro 2018 Touch Barモデル』にはSSDのデータ転送用コネクタが廃止されているそうです。

直付けSSDを搭載の『MacBook Pro 2016、2017 Touch Barモデル』にはデータ転送用のコネクターが装着していたなんて知りませんでした。
しかし、それも「Apple T2 チップ」によってセキュリティが強化され廃止されています。

Appleとしては 『iCloud』 や 『Time Machine(外付けドライブ)』による定期的なバックアップを作成し、必要時にはそこから復元出来る様に推奨しています。

セキュリティ強化をとるか? 壊れた時の復元しやすさをとるか? Appleはセキュリティ重視。

ここ最近のAppleはセキュリティ強化に力を入れています。恐らく今後のMac全てに「Apple T2 チップ」を搭載すると思われます。

壊れたMacからデータを吸い上げて復旧される事は古いMacなら「HDDを外して外付けで吸い上げ」「外せるSSDなら外して外付けで吸い上げ」など個人でも出来ました。
また、Macが起動するならターケットモードで起動して新しいMacと繋いで移行アシスタントと言う手もあります(これは、「Apple T2 チップ」を搭載していても出来る様です。起動するなら・・・)。

軽量化、薄い本体化で最近のMacは全てのICがオンボード化しています。CPU、GPU、SSDなどなど外せるICはほぼありません。どれか1つでも壊れれば『ロジックボードまるごと交換修理』と修理費用もお高くなります。う〜ん、それは困る・・・AppleCareに入れ!って事かな。

Sauce:Apple
Sauce: iFixit

自分で部品の交換が出来ない。Appleに修理に出してもデータ復旧は出来ない事に今後はなります。

Appleも『Time Machine や別のバックアップ方式で、Mac を安全な外付けのソースに定期的にバックアップするように設定しておきましょう』とバックアップや『iCloud Drive』を推奨しているため、こまめなバックアップが必要です。
私のメディアサーバー化しているサブ機は常に外付けHDDにTime Machineでバックアップを取っています。メインは面倒なので月1回くらいかなw。

う〜ん、個人的にはそこまでセキュリティ強化が必要ナノか? と少し甘い考えを持っています(●°ᆺ°●)。
AppleはiPhoneにもセキュリティ強化を進めていますし、今後もその方向性は変わらないと思われます。ので、iPhoneもMacもバックアップは定期的に行いましょう!

それでは(^_^)/

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