指紋認証によるスマートフォンやMac、Windows PCなどのログイン認証が当たり前になってきました。パスコードを入力するより簡単でセキュリティー的にもパスコード入力より強固で安全です（単純なパスワードを使う人が多い為）。また、指紋認証のセンサコストも下がり大きさも小さくなりガジェットに搭載しやすくなりました。
そんな中、Appleのハイエンド iPhone、iPad Proは「Face ID」を搭載し更なる使い勝手の良さとセキュリティー強固を作り出しました。

Appleの資料によると、

Face ID

無作為に選ばれた他人が iPhone または iPad Pro を見て、Face ID で本体のロックを解除できてしまう確率は、マスクを着用していてもいなくても、容姿が 1 つだけ登録されている場合、100 万分の 1 未満です。 さらなる安全強化策として、Face ID を試せるのは 5 回までになっています。（Source：Apple　先進の Face ID テクノロジーについて）

Touch ID

指紋には一つとして同じものはないため、別々の指紋が、たとえそのごく一部同士であっても酷似していて、Touch ID に同一指紋として登録されることはまれです。こうしたことが起きる確率は、登録される指紋 1 つにつき、わずか 5 万分の 1 です。さらに、Touch ID では指紋の照合を試せるのは 5 回までで、5 回失敗すると、パスワードを入力しなければならなくなっています。（Source：Apple　Touch ID の先進のセキュリティテクノロジーについて）

100万分の1未満 と 5万分の1 ではセキュリティーレベルでは「Face ID」が断トツで優れ話になりません。コロナ禍によるマスク着用で一時には「Face ID」が機能しませんでしたが、iOS 15.4 を搭載した iPhone 12 以降では、マスクを着用していても Face ID で認証できます。 「Touch ID」は手が汚れていたり、冬の水仕事で手荒れが酷い時は全く使い物になりません（あと手袋していたらね）。

何事も完璧は無く技術力の進歩で少しずつ使いやすさとセキュリティーがアップします。その点から言っても「Face ID」の進歩は（眼鏡、サングラス、マフラー、マスクありでも解除出来る。でも、その分セキュリティ度が下がっているような気もするのだがｗ）素晴らしいモノです。

＊この画像はiOSアプリ「AI ピカソ」で『TouchID FaceID』と入力して作った画像。意味はナイ。

 

AppleのTouch IDがiPhoneに戻ることはおそらくない

AppleInsiderによると、Appleは主力のiPhoneモデルでTouch IDを復活させることを検討しましたが、テストを行っているにもかかわらず、この機能がすぐに主要なスマートフォンのラインナップに戻る可能性は低いです.

Touch ID からFace IDへの切り替えには、利点と落とし穴がありますが、指紋リーダーに対するユーザーの好みはまだあります。古いシステムに対する感情は依然として強いものの、今後数世代以内に Apple がiPhoneの Face ID から撤退することはないようです。

Bloombergの日曜日のニュースレター「Power On」で、Mark Gurman は、Apple がハイエンドの iPhone で Touch ID を取得する可能性について再び議論したと書いています。

Apple はまた、以前はレポートで取り上げられていたが、最終的には最終製品にはならなかった画面内 Touch ID などの機能をテストしたと伝えられています。iPad Air 4のように、 Touch ID を電源ボタンに追加する試みについての言及もありますが、それも実現しませんでした。

「現時点では、Face ID が定着し、Touch ID が主力の iPhone に戻ることはないと考えています。少なくとも近い将来にはいつでも」と Gurman 氏は書いています。

Touch ID を搭載したiPhone 15はおそらく問題外ですが、Gurman 氏は、 iPhone SEのような価値志向のモデルでは電源ボタンの Touch ID を引き続き使用できると示唆しています。

Via： AppleInsider

 

機器への装着やコスト面で「Touch ID」が無くなる事は無い。ハイエンド機には更に進化した「Face ID」で差別化

「TouchID」はiPad Airの側面電源ボタンにセンサを内蔵出来るくらい小型化されました。Macのキーボードにも搭載されています。とても便利です。現状、「Face ID」はiPhoneとiPad Proにしか搭載されていません。どうせならMacBook Proなどカメラ内蔵のMacにも搭載すれば便利なのに？⇒恐らくコストと技術的な問題（カメラとセンササイズ）、とユーザー側の不安として「常にカメラに見られているのでは？ どのタイミングでFace IDを解除しているのか？」などの問題がまだあるとのだと思われます。

とは言え、ハイエンドなiPhone Proなどへの「Touch ID」の復活を願う方々は多いと思います。私もマスク着用で「Face ID」が解除出来なかった頃はそう思っていました。恐らくAppleもコロナ禍が無ければ「Face ID」のマスク着用解除の機能を追加する事も無かったと思います。日本はコロナ禍以前から、インフルエンザ予防と花粉症で少なからずのマスク社会です。冬時期は会社がインフルエンザの予防で五月蝿く、外出時は必ずマスク。花粉症持ちなので春はマスクと鼻炎薬(●°ᆺ°●)。

Face IDが初めて搭載された「iPhone X」の時はFace IDの解除でモタつく動作が遅い時がありましたが、現行機の「iPhone 14 Pro Max」ではサクサクにFace IDでロック解除です。Apple Payの電源ボタン2回押し＆Face IDはいまだにスムーズで無い(#ﾟДﾟ)ｺﾞﾙｧ!!、これは今後の進化に期待しましょう。

Apple Payでの使い勝手は確かに「Touch ID」の方が楽です。その点からも、ハイエンド iPhoneに「Touch ID」の復活 or 「Face ID」と「Touch ID」の両方搭載が毎年期待されています。が、現状搭載されていません。コスト面とセキュリティー解除の方法を増やすことは危険です。何より、あのAppleさんがそんな無駄な事をするとは思えない(●°ᆺ°●)。それより「Face ID」のカメラとセンサ技術を更に進化＆進歩させて目のスキャンや骨格や仕草（表情）で認証の正確かやセキュリティ強化を目指すのが技術の進歩です。なんなら、顔では無く指紋をFace IDのセンサに出してスキャンさせる技術も有りかも知れません。Touch ID技術をこれ以上の進化進歩させても余り意味ナイじゃんと思う（静脈スキャンを追加するもあるけどコストとセンサーサイズで小型化は難しい）。

(´-`).｡ｏO（ まあ、私的にはマスク装着状態でFace IDが解除出来るし、Apple PayはApple Watchで普段使うので、もうTouch IDは不要。でもMacやWindowsなどの据置タイプはあると便利ですのでTouch IDは必要です。生体認証バンザイ＼(^o^)／。パスワード入力レスで楽です）

と、言うことで「Touch ID」はローエンド機やMacやWindows（注意、Windowsは”Windows Hello”機能です）にはまだまだ必要な技術ですね。全てはカメラ機能と赤外線センサ機能スキャン機能の発展がガジェットのロック解錠のセキュリティ＆便利さを進化させていきます。今のところは。SFみたにカメラが眼球だけを長距離スキャンして認証解錠も夢ではナイ╭( ･ㅂ･)و ̑̑ ｸﾞｯ !

それでは(^_^)/