今週の16日、金曜日に「iPhone 14」「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」が発売です(「iPhone 14 Plus」は遅れて10月7日に発売)。Proシリーズに搭載された”A16 Bionic チップ(4nmプロセスチップ)”の性能が気になりますね。
そして話題は次の来年のiPhone 15 Pro(A17 チップ)やMac用のM3チップへ移ります。最新技術の進歩は待ってくれません。
Mac 用の M3 チップと iPhone 15 Pro 用の A17 チップは、TSMC の第 2 世代 3nm プロセスを使用すると報告されています。
Nikkei Asiaの新しいレポートによると、Apple の将来の Mac 用 M3 チップと iPhone 15 Pro モデル用の A17 チップは、来年 N3E として知られる TSMC の強化された 3nm プロセスに基づいて製造される予定です。デバイスは 2023 年中に発売される予定です。
レポートによると、N3E は、N3 として知られる TSMC の第 1 世代 3nm プロセスと比較して、パフォーマンスと電力効率が向上します。
それまでの間、このレポートは、Apple が TSMC の第 1 世代 3nm プロセスを今後の iPad チップの一部に使用する予定であると主張しています。Appleが来月、 TSMCの第2世代5nmプロセスに基づいて製造されたM2チップでiPad Proをアップデートするという噂があるため、レポートがどのiPadモデルについて言及しているのかは不明です. 古いA14チップを搭載した新しいエントリーレベルのiPadも、今年後半に登場する予定です。
レポートによると、2023年は、新しいiPhoneラインナップのProモデルのみがAppleの最新チップを搭載する2年連続となる可能性があります. 先週、Apple は TSMC の 4nm プロセスに基づく A16 チップを搭載した iPhone 14 Pro モデルを発表しましたが、標準の iPhone 14 および iPhone 14 Plus モデルには前世代の A15 チップが搭載されています。
Source:MacRumors、Nikkei Asia
AppleはTSMCの第1世代 3nm世代プロセスをパスし第2世代 3nm世代プロセスを使用する可能性が高い噂です。コストと性能で。
TSMCのは3nm世代プロセスの量産生産が開始されると言われています。3nm世代プロセスは残念ながら今年のiPhone 14 Pro シリーズのA16に間に合わず、4nmプロセスチップを使用しています(実際は5nmプロセスの改良版では?)。そんな経緯もあり、次期iPhone 15 Proには3nm世代プロセスのチップ搭載、Mac用のM3チップにも3nm世代プロセスが搭載し更なる高性能と低消費電力が期待されています。
今回のNikkei Asiaのレポートでは第1世代3nmプロセスチップ(N3)をAppleは購入セズ、その改良版の第2世代3nmプロセスチップ(N3E)をA17、M3チップに使用してくると報じています。理由はAppleの求める性能をN3が満たしていない、N3の価格が高いためパスして第2世代のN3E(N3の改良版で更に高性能で低消費電力。1枚のウエハから取れるチップの良品率が上がればコストも下がる)を搭載する。時期的にもN3はこの2022年末から量産開始で、順調に行けばその改良版N3Eへの製造に移行すうと思われます。
最新の3nm世代プロセスチップは当然高価です。TSMCとしては最初の顧客としてAppleでしょうが、そのAppleが第1世代はパス!になると少し困りモノです。恐らく第1世代3nmプロセス(N3)はM2 Pro、M2 Maxに使用され次のMacBook Proシリーズに搭載されると思われます。流石に全パスはナイでしょうw。ただ、Apple以外の他社は5nmプロセスチップの在庫が余りだし、3nm世代プロセスを遅らせる話もある(某NVIDIA)のでこの辺りは「半導体不足だが車載品はまだ不足。PCやスマホなどは余りだした」らしいので半導体業界全てで見て今後の動向が気になるところです。特にフラッシュメモリは在庫処分で今後値下がりがあるかも。でも、日本は円安なので期待は出来ない。
コロナ禍で半導体不足です。特に車載品は遅れて新車が作れない、納期遅れが続いています。この点はコロナ禍前の自動車業界が市場が低下する予想をたてて半導体購入を絞った影響から始まっています。まあ、コロナ禍で製造業が停止した&紛争の影響も大きいですが。まさに今は負の連鎖です。中古車が新車より高い!地方ではアリエナイ、車ないと生きて行けない田舎ではガソリンの値上げも含めてツラいところです。自動車業界の波乱はまだまだ続きそう、そして世界は化石燃料の車からEV車にシフトしています。更に半導体が必要です。でも、必ず起きるのが在庫調整。余るですよねw 半導体はナマモノではナイのである程度は何十年も使用できる。
その点、スマホやPCで余った半導体は中国などで3Dプリンターやドローンに転用したり、この辺りの技術力は素晴らしいのが中国ですね。それが新しい産業を生みます。今の日本では追いつけない(人材がいない)ところです。
それでは(^_^)/
LEAVE A REPLY