Appleは2022年3月9日のスペシャルイベント「Peek performance.」で新しいMac「Mac Studio」を発表しました。最強のM1 Ultraチップを搭載するバケモノMacです。

Mac Studio

名前にプロはつきませんが、現行のMacで最強のMac「Mac Studio」です。

Mac mini を縦向きに長くした感じの本体。前面にUSB-CまたはThunderbolt 4ポート2つとSDXCカードスロット。

背面のポートも豊富です。

• 発売日： 2022年3月18日
• 色： シルバー
• チップ： Apple M1 Maxチップ または、Apple M1 Ultraチップ
• メモリ： M1 Maxは32GBユニファイドメモリ or 64GB。M1 Ultraは64GBユニファイドメモリ or 128GB。
• ストレージ： M1 Maxは512GB（オプション 1TB、2TB、4TB、8TB）。M1 Ultraは1TB（オプション 2TB、4TB、8TB）。
• 最大5台のディスプレイを同時サポート： USB-C経由で最大4台のPro Display XDR（6K解像度、60Hz、10億色以上）と、HDMI経由で1台の4Kディスプレイ（4K解像度、60Hz、10億色以上）に対応。
• オーディオ： 内蔵スピーカー。ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャック。マルチチャンネルオーディオ出力に対応するHDMIポート。
• 接続、拡張性：
  Thunderbolt 4（最大40Gb/s）
  DisplayPort
  USB 4（最大40Gb/s）
  USB 3.1 Gen 2（最大10Gb/s）
  USB-Aポート（最大5Gb/s）x 2
  HDMIポート
  10Gb Ethernet
  3.5mmヘッドフォンジャック
• 前面（M1 Max）：USB-Cポート（最大10Gb/s）x 2。SDXCカードスロット（UHS-II）。
• 前面（M1 Ultra）：Thunderbolt 4ポート（最大40Gb/s）x 2。SDXCカードスロット（UHS-II）。
• 通信： Wi-Fi 802.11ax Wi-Fi 6ワイヤレスネットワーク接続 IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応。Bluetooth 5.0ワイヤレステクノロジー。Ethernet 10Gb Ethernet（1Gb、2.5Gb、5Gb、10Gb Ethernetに対応するNbase-T Ethernet、RJ‑45コネクタ使用）
• サイズと重量、高さ：9.5 cm、幅：19.7 cm、奥行き：19.7 cm
  重量（M1 Max）：2.7 kg。（M1 Ultra）：3.6 kg
• 同梱物： Mac Studio。電源コード。　＊ディスプレイ、キーホルダー、マウス、タッチパッドは別売り

価格はM1 Max チップ搭載は、24万9千800円から。

M1 Ultra チップは搭載は、49万9千800円から。

Source： Apple

まさかの「M1 Max」チップダイを2基連結したバケモノコア。残された「Mac Pro」はトンデモナイプロ機になるはず！

Apple Silicon搭載でプロ向けは「M1 Max」チップを2つをパッケージ（基板）の上に載せて高性能化をさせる？ と、思っていましたが。なぜなら、それが製造方法としても普通でコストは高いけど技術的に現行のCPUでよくある。問題は基板の上に2つのチップを載せるのでチップ間の通信速度が遅くなる。これは仕方ない。

だがしかし、「M1 Ultra」は、「M1 Max」チップをまさかチップダイの状態で連結して1つのコア状態にするとは！ビックリです。これなら内部スピードも速い。

シリコンウエハーから取れるチップ数は限られます。普通、「M1 Ultra」のサイズのチップを1チップで作るのは現実的ではない。「M1 Max」に隠れた技術「UltraFusion」を搭載しそれで連結するとは、もう脱帽な設計です。

さて、気になるのは「M1 Ultra」チップの発熱です。消費電力は普通に「M1 Max」の2倍あたりだと思われますが、CPU、GPUチップの最大の問題は発熱。どの位の発熱になるのかな？

「M1 Max」搭載機と「M1 Ultra」搭載機で重さが1kg違うのが気になりますね。恐らく冷却機構で重さの差がでているのでは？（単純に考えて）

これで、据置Macでプロ向けにもなるMacが発売です。でも、Appleは真のプロ向け「Mac Pro」の開発中も今回のイベントで名言しました。

「Mac Studio」を最上位構成で約94万円です。過去のプロ向けMacに比べたら安い。が、庶民にしたら滅茶高い。まあ、M1チップ構成の24インチiMacでもスゴくサクサク使えるのでコレは使う用途で選べるMacが増える事はユーザーには優しいです。でも、Apple Siliconの「Mac Pro」は一体おいくらからになるのか？ 少しコワイｗ、そしてその技術と性能が楽しみです。

それでは(^_^)/