Appleは2019年1月2日(現地時間)にNewsroomにて「ティム・クックからAppleの投資家への手紙」として2019年度第1四半期の業績予想の修正を発表しました。
2019年度第1四半期の業績予想の修正
- 売上高として約840億ドル (当初は890億ドルから930億ドル)
- 売上総利益率として38% (当初は38%から38.5%)
- 営業費用として約87億ドル
- その他の収入/(費用)として約5億5,000万ドル
- 税率約16.5%(個別項目控除前)
新興市場でのチャレンジ
主要な新興市場でいくつかのチャレンジを予想していましたが、経済の減速、特に中華圏での減速の大きさは予想しませんでした。実際、私たちの業績予想に対する売上高の不足のほとんどが中華圏におけるiPhone、MacそしてiPadの販売台数の減少を原因とするものであり、そして中華圏におけるこれらの製品の売上高の減少幅は、世界全体の売上高の前年同期比での減少幅の100%を超えました。
〈途中省略〉
iPhone
主に中国市場におけるiPhoneの売上高が予想を下回ったことが業績予想に達しなかった理由のすべてであり、iPhoneの売上高の減少幅は、全体の売上高の前年同期比減少幅より大きくなっています。実際、iPhone以外のカテゴリー(サービス、Mac、iPad、ウェアラブル/ホーム/アクセサリー)は、全体で前年同期比約19%増大しました。
中華圏と新興市場がiPhoneの前年同期比売上減少の大部分の理由でしたが、いくつかの先進国市場では、iPhoneのアップグレードが予想していたほど強くありませんでした。この傾向をもたらした主要な理由が一部市場におけるマクロ経済のチャレンジであったことは確かですが、iPhoneの販売に広く影響を及ぼした他の要因があると考えています。例えば、キャリアからの補助金が少なくなってきている現状に消費者が適応してきていること、強い米ドルによる価格の上昇、そしてiPhoneのバッテリー交換料の大幅な値引きを利用したお客様の存在などです。
詳細は、「ティム・クックからAppleの投資家への手紙」を参照下さい。
source:Apple
iPhoneの販売数減少、中華圏での経済減速、iPhoneのバッテリー交換料の大幅な値引きなどが原因。iPhone以外は好調。
「ティム・クックからAppleの投資家への手紙」の日本語訳を読んでいますが、う〜ん、長たらしくて良く分かりません(●°ᆺ°●)。
結局のところ一番利益が出る「iPhoneシリーズ」の販売台数が伸び悩み、利益率が低い「Apple Watch」「iPad」の売り上げは伸びたけど当初の予定に達しなかった。と私は解釈しています。やはり今年のiPhoneは高価過ぎです。製造に置いて部品代だけがコストではありませんが、メモリ容量での価格差が大きく「ぼったりく」感が否めません。製造業にとって「安すぎたら利益が出ない」、「高過ぎると売れない」ので価格付けは難しい所です。ただ、最新モデルのiPhoneの問題点は「誰を? どの所得層を? 狙ってのiPhoneなの?」です。「iPhone XS、XS Max」はお金のある最高モデルが欲しい人向け、「iPhone XR」は中間、低所得層向けとおもいきや、「iPhone XR」も高い。その分が「iPhone 8」に流れたのが今回です。「iPhone XR」は良い製品ですが今年出すべきでは無かった・・・もしくは「iPhone SE」の後継機を出すべきだった。もう少し、機種で価格差を出すべきだと私は思います。
中華圏での経済減速、iPhoneのバッテリー交換料の大幅な値引きなどは結果仕方なしですが、今後の対策の検討が必要です。
とは言え、Appleは儲けています。ティム・クックの手紙にもあるように『利益率およびキャッシュフローは強く、およそ1,300億ドルのネットキャッシュで当四半期を終える見込みです。』とAppleが持っているキャッシュは膨大で次の製品開発、製造や投資には全く問題ありません。このキャッシュフローの強さが、毎年iPhoneを開発、発売できる強みです。故に今回の下方修正はそんなに問題は無いけど、我々ユーザーとしては「Appleさん、あっと(゜Д゜)驚く新機能は毎年イラナイから、安定して低価格なiPhoneをお願いします<(_ _)>」の声を聞いて欲しい。と願っています。
それでは(^_^)/
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