『MacBook 2016(12inch)』と『MacBook Pro 2017(15inch)』を使用しています。
両方とも電源ゲーブルは「USB-C充電ケーブル」です。
- 『MacBook 2016(12inch)』は、29W USB-C 電源アダプタ。
- 『MacBook Pro 2017(15inch)』は、87W USB-C 電源アダプタ。
29W USB-C 電源アダプタを使用して『MacBook Pro 2017(15inch)』の充電は出来ます。電源が29Wなので充電は遅いです。そんな使い方は余りしない。
反対に87W USB-C 電源アダプタを使用して『MacBook 2016(12inch)』も充電出来ます。この場合は電源アダプタの性能通りの86Wで急速充電します(電源は87Wですがシステムレポート上では86Wと表示されています)。
USB PD規格のケーブルを使用していれば、そのケーブルの許容電流を超えないように設計されているのでケーブルが燃えるような事は有りません。
と、言うように「USB-C」による充電は「USB-C電源アダプタ」と「USB-C充電ケーブル」の仕様によって充電スピード、ワット数が変わって来ます。なんとも分かりにくい(^^;)。
USB PD規格に対応しているかでも変わります。まあ、Apple純正の「USB-C電源アダプタ」と「USB-C充電ケーブル」はUSB PD規格に対応しているので問題無いです。
前置きが長くなりましたが、今回のお話しは同じApple純正の「USB-C充電ケーブル」を使用しているのに充電ケーブル(ワット数)に違いが出てた!ってお話しです。
MacBook 2016 以前の「USB-C充電ケーブル」は87Wに対応していない。分かりにくいけどご注意です(*`・ω・)ゞ。
『MacBook 2016(12inch)』と『MacBook Pro 2017(15inch)』と2台あるので電源アダプタやケーブルをゴッチャ混ぜで使用しています。
「USB-C充電ケーブル」はMacBook、MacBook Proに付属していたケーブルですが、見た目は同じです。長さも2m、通常違いには気付きません。
ある日、87W電源アダプタを使用しているのにシステムレポート上では60Wでしか充電していないことに気付きました。おろ?なぜに?
調査したら「USB-C充電ケーブル」の仕様が違う事に気付きました。
87W電源アダプタと『MacBook 2016(12inch)』付属の「USB-C充電ケーブル」を使用すると、60W までしか充電出来ません。
87W電源アダプタと『MacBook Pro 2017(15inch)』付属の「USB-C充電ケーブル」を使用すると、86W まで問題無く充電できます。
同じ「USB-C充電ケーブル」だと思っていた2本の純正ケーブルですが『MacBook 2016(12inch)』用と『MacBook Pro 2017(15inch)』用とでは充電出来るワット数に違いが有ることが分かりました。
一見すると分からないけど、よく見るとケーブルの形が違う!!
- 『MacBook Pro 2017(15inch)』付属のUSB-C充電ケーブル ケーブルが太く少し固い。コネクタの白い部分の長さが1.7㎝。
- 『MacBook 2016(12inch)』付属のUSB-C充電ケーブル ケーブルが少し柔らかい。コネクタの白い部分の長さが1.6㎝。
ケーブルの太さとコネクタの白い部分の長さが0.1㎝違います。これは普通きづかない!
- 『MacBook 2016(12inch)』付属のUSB-C充電ケーブルは、61W用。電源アダプタが87W用でも60Wまでしか充電出来ない。
- 『MacBook Pro 2017(15inch)』付属のUSB-C充電ケーブルは、87W用。
でした。
なぜ、純正ケーブルで仕様の違いが有るのか? 原因は MacBook Proの発売時期。
同じApple純正の「USB-C充電ケーブル」なのにこの様な仕様の違いが出たのか?
Appleサポートに直接聞いていませんが(面倒くさいw)、原因はUSB-Cを搭載した「MacBook Pro」の発売時期に有ります。
『MacBook 2016(12inch)』の発売は、2016年4月です。USB-C(Thunderbolt 3)最初に搭載したMacBook Proシリーズ(MacBook Pro 2016)は、2016年10月です。
つまり、『MacBook 2016(12inch)』が発売された2016年4月の時点では「USB-C充電ケーブル」は電源アダプタの規格では29Wまで充電出来るケーブルで十分です(恐らくこの時期に発売、付属していたUSB-C充電ケーブルは61Wまでのケーブル)。
しかし、その6ヶ月後に「USB-C充電ケーブル」を付属した『MacBook Pro 2016』が発売されました。15inchの電源アダプタは87W。従来の「USB-C充電ケーブル」では61W用だったので、ここからApple純正の「USB-C充電ケーブル」が87Wまで対応できるケーブルに変わった。
と、思われます。
なので、私の『MacBook 2016(12inch)』の「USB-C充電ケーブル」は61W用、それから1年後に購入した『MacBook Pro 2017(15inch)』には87W用が付属していたと言う訳です。
う〜ん、購入して1年経って気付いた(●°ᆺ°●)。まあ、86Wと60Wでの充電は MacBook Proに高負荷を掛けない限り気付きません。
まだまだスタンダードでは無いUSB-C。その為か、そもそもコネクタはUSB-CタイプだけどThunderbolt 3だったりと見た目では分からないこのコネクタ。
現在、Apple Storeで販売している純正の「USB-C充電ケーブル 2m」は説明書きに29W、61W、87Wに対応と記載しています。なので私の様な現象は起こりません。
中古を購入時はご注意を。まあ、問題は無いですが。
注意点として、今現在、「MacBook 2015,2016(12inch)」を使用している、中古で購入して付属の「USB-C充電ケーブル 2m」は61Wまでのケーブルの可能性が有ります。または、2016年10月以前に「USB-C充電ケーブル 2m」に購入した場合です。
コレばかりは「87W USB-C電源アダプタ」を持っていないと確認しようがありません。
私の様に『MacBook 2016(12inch)』と『MacBook Pro 2017(15inch)』みたいな使い方をしている人はご注意を!
と、言っても充電が60Wになるだけで壊れる訳でもないので〜そこまで気にしなくても良いかな。
気になる方はAppleサポートにご確認下さい。(私は面倒くさいのでこのままで良いです。上手く行けば交換して貰えるかもw)
いや、本当に「USB-C」は良く分からん!
それでは(^_^)/
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