Apple、「macOS Catalina 10.15.5」「macOS Mojave、High Sierra用 セキュリティアップデート 2020-003」「Safari 13.1.1」の配信開始(*`・ω・)ゞ。
2020年5月27日にAppleはMacのOS向けにアップデートの配信を開始しました。macOSのサポートは最新から3世代までなので、「macOS Catalina 10.15.5」と「macOS Mojave、High Sierra用 セキュリティアップデート 2020-003」です。あと、macOS Mojave、HighSierra向けに「Safari 13.1.1」です。
macOS Catalina 10.15.5 アップデート
macOS Catalina 10.15.5では、ノートブックの“省エネルギー”設定にバッテリーの状態管理機能が追加されるほか、グループFaceTime通話で発言中の人のビデオタイルを自動的に目立たせる機能を制御するオプション、およびPro Display XDRに搭載されている補正機能を微調整するためのコントロールが導入されます。このアップデートを適用すると、Macの安定性、信頼性、およびセキュリティも向上します。
バッテリーの状態管理
- Macノートブックのバッテリー寿命を最大限に延ばすのに役立つ、バッテリーの状態管理機能を追加
- “省エネルギー”環境設定パネルにバッテリーの状態が表示され、必要な場合はバッテリーの修理サービスが推奨されます
- バッテリーの状態管理を無効にするオプションを追加
詳しくは、次のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT211094
FaceTimeの“自動的に目立たせる”設定
- グループFaceTime通話で自動的に目立たせる機能を制御できるオプションを追加。参加者が発言したときにビデオのタイルサイズが変わらないようにすることができます
Pro Display XDRの補正の微調整
- Pro Display XDRに搭載されている補正機能を微調整するためのコントロールを追加。ホワイトポイントと輝度を調整することにより、独自のディスプレイ補正目標値に正確に一致させることができます
このアップデートにはバグ修正およびその他の改善も含まれています。
- “リマインダー”で繰り返しのリマインダーの通知が送信されないことがある問題を修正
- ログイン画面でパスワードを入力できないことがある問題に対処
- アップデートのインストール後にも“システム環境設定”の通知バッジが消えない問題を修正
- ビデオ会議アプリケーションの使用後に内蔵カメラを使おうとすると内蔵カメラが検出されないことがある問題を解決
- Apple T2セキュリティチップを搭載したMacコンピュータで、内蔵スピーカーが“サウンド” 環境設定にサウンド出力デバイスとして表示されないことがある問題に対処
- Macがスリープ状態のときにiCloudフォトライブラリからメディアファイルをアップロードおよびダウンロードする際の安定性の問題を修正
- RAIDボリュームに大容量のデータを転送するときの安定性の問題を解決
- “アクセシビリティ”環境設定で“視差効果を減らす”設定をオンにしていても、FaceTimeグループ通話でアニメーションの動作速度が遅くならない問題を修正
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。
このアップデートについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT210642
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT201222
セキュリティアップデートの詳細は”About the security content of macOS Catalina 10.15.5, Security Update 2020-003 Mojave, Security Update 2020-003 High Sierra”を参照ください。
macOS Mojave 10.14.6、macOS High Sierra 10.13. セキュリティアップデート2020-003
セキュリティアップデート2020-003をすべてのユーザに推奨します。このアップデートを適用するとmacOSのセキュリティが向上します。
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、次のWebサイトを参照してください: https://support.apple.com/kb/HT201222
セキュリティアップデートの詳細は”About the security content of macOS Catalina 10.15.5, Security Update 2020-003 Mojave, Security Update 2020-003 High Sierra”を参照ください。
Safari 13.1.1
Safari 13.1.1アップデートはすべてのmacOS Mojave、High Sierra ユーザに推奨され、問題の修正およびセキュリティの改善を含んでいます。
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、次のサイトを参照してください: https://support.apple.com/kb/HT201222
macOS Catalina 10.15.5の目玉の新機能、「バッテリーの状態管理機能」が追加です。使える機能になるのか?
macOS CatalinaにもiPhone(iOS 13以降)の様に電源管理機能が追加です。機械学習モデルを利用してMacノートブックのバッテリー寿命を最大限に延ばす機能です。
この機能の詳細は、Appleサポート「Mac ノートブックのバッテリーの状態管理について」に説明、記載されています。
macOS Catalina 10.15.5 では、バッテリーの状態を管理する機能が登場します。Mac ノートブックのバッテリーの耐用年数 (寿命) を延ばすことが、その狙いです。
Mac ノートブックのリチウムイオンバッテリーについて
Mac ノートブックのバッテリーには、リチウムイオン技術を採用しています。リチウムイオンバッテリーは充電が速く長持ちで、現時点では、コンピュータへの給電という目的に一番ふさわしい技術です。
充電式のバッテリーは消耗部品なので、古くなればその能力も落ちていきますが、劣化の度合いは時間だけでは決まりません。バッテリーの耐用年数は、その化学的経年劣化に左右されますが、温度の履歴や充電パターンなどが劣化の要因です。ノートブックのバッテリーの化学的経年劣化が進むと、充電容量は減っていきます。
バッテリーを最大限活用するための 3 つのヒントを参考にすれば、どの Apple 製デバイスでも、本来の力を存分に発揮してくれます。そこへバッテリーの状態管理を併せれば、Mac ノートブックのバッテリーの最適化はもっとその先に進みます。
バッテリーの状態管理の仕組み
macOS 10.15.5 のバッテリー状態管理は、化学的経年劣化の進行を遅らせて、バッテリーの耐用年数を延ばすことを狙いとした機能です。バッテリーの温度の履歴や充電バターンを観察して、その目的を果たします。
バッテリー状態管理のモード中は、収集した測定値に基づいて、バッテリーの最大充電量が抑えられる場合があります。これは、バッテリーが日頃の利用状況に即して最適な量だけ充電されるように適宜行われるもので、バッテリーの損耗を抑え、化学的経年劣化を遅らせます。
バッテリーの状態管理には、バッテリーを長持ちさせるというメリットがありますが、充電量が制限されている場合には、バッテリーの充電 1 回分で Mac を実行できる時間が短くなる可能性も併せ持ちます。Mac ノートブックを次に充電するまで極力長い時間持たせることが最優先なら、この機能を無効にしておくことができます。
Appleサポート「Mac ノートブックのバッテリーの状態管理について」
iOS 13と同様にバッテリーの状態を100%にセズ、使い切ったりもセズ。MacBookのバッテリーを50%前後充電した状態を機械学習モデルで学習管理するようです。多分。周囲の温度も関係してくるので管理は複雑のようです。
上手くこの機能が働けばバッテリーが長持ち、安全! でも、バッテリーの持ち時間は短くなる〜そりゃ100%に充電しないし使い切れないので、その場合はこの機能をOFFする事ができるようです。
また、この「バッテリーの状態管理」はT1,T2チップ搭載のMacBook Pro、Airが対象の様です。 対象のMacBookシリーズはThunderbolt 3を搭載したMacBook Pro、MacBook Airの様です。(2020年5月29日追記)
古いMacBook ProやAir、MacBookには「バッテリーの状態管理」のオプションが出てきません。私のMacBook 12-inch 2016をmacOS Catalina 10.15.5にアップデートしましたが、設定の省エネルギーの項目にバッテリーの状態管理のオプションが出てきません(・∀・)。ナンテコッタイ!
個人的にはノートPCのバッテリーは消耗品。交換して当たり前(・ω<) テヘペロ、ノートPCは持ち回ってバッテリーを100%⇒0%まで使い切る為にあるのだよ!と思っているので「バッテリーの状態管理」は余り賛成ではありません。恐らくこの機能でMacBook ProのCPUやGPUも温度管理され、最高の状態で使えなくなる可能性があります。iPhoneとは違い高性能を使い切るのが売りなMacBook Proなので(そんなアプリを使うとは言っていない、実際使うのはTwitterだけかもw)、現状のリチウムイオンバッテリーは消耗品でバッテリー重視の使い方は出来ないよね!が本音です。
MacBookシリーズの保証期間も製造中止から大体5年で、しかもバッテリーを基本自分で交換出来ない(保証切れれば自分で交換しても同じだけど)のでバッテリーを長持ちさせたい所でもあります。まあ、5年以上使ったら買い替えろよ!と悪魔の囁きもあるので、「バッテリーの状態管理」は自分の使い方でON、OFFしましょう!
それでは(^_^)/
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