Apple、ロゴマークで中小企業に対して法的措置を取る。リンゴのロゴと洋梨のロゴが似ている???
企業のロゴマーク、ロゴタイプ、 シンボルマークはブランドでもあり大切な宝です。よく有名企業のロゴマークやロゴタイプはパクられたり、ジョークで使われる場合があります。それによりその企業のイメージダウンにも繋がる場合があり、何ともカンとも「ジョークです」では済まされない時もあり難しいところです。
iPhone in Canadaによると、Appleはロゴのため、アプリ「Prepear」の開発者に対して法的措置を取っています。

Prepearは、ユーザーがレシピを見つけ、食事を計画し、リストを作成し、食料品の配達を手配するのに役立つアプリです。このアプリは「Super Healthy Kids」のスピンオフであり、創設者たちはAppleからの訴訟に直面していると主張している。伝えられるところによると、AppleはPrepearのロゴに問題を抱えており、その属性は自社のロゴに非常に類似していると主張しています。
同社は、Instagramの投稿を通じて、Appleは「私たちの中小企業の商標が私たちの洋ナシのロゴがAppleのロゴに近すぎてブランドを傷つけていると主張することに反対し、それに続くことを決めた」と語った。投稿はさらに、「Prepearで私たちに大きな打撃を与えた」として行動を説明し、元のロゴを保持し、「中小企業をいじめることは結果をもたらす大規模なテクノロジー企業にメッセージを送る」という意図を示します。
同社は、Appleを説得して「Pearpearロゴへの反対を取り除き、大手テクノロジー企業が権力の地位を濫用するのを防ぐために、Change.org 請願書を立ち上げました。Covid-19の影響。」
Prepearは、チームメンバーが5人だけの「非常に小規模な企業」であり、紛争による法的費用にはすでに数千ドルとチームメンバーのレイオフがかかっていると説明しています。
「アップルは、中小企業Prepearの商標アプリケーションに反対し、レシピ管理および食事計画ビジネスで当社のブランドを表すために使用されている明らかに梨形のロゴを変更することを要求しています…ほとんどの中小企業は、何万もの余裕がないアップル社との戦いにかかる費用」と述べた。「明らかに私たちが何も悪いことをしていないにもかかわらず、世界最大の企業の1つから合法的に攻撃されることは非常に恐ろしい経験であり、ほとんどの企業が彼らのロゴを提出して変更した理由を理解しています。」
請願書は現在約9,000の署名に達しており、創設者たちはそれが10,000に達することを望んでいる。
Prepearによれば、ロゴや業界がAppleと異なる場合でも、Appleは「果物関連のロゴを使って小規模企業が提出した他の何十もの商標出願に反対している」という。ロゴは、ノルウェーの政党やドイツの自転車道に対する訴訟など、これまでAppleによる訴訟の原因となっていました。
AppleはPrepearのロゴマークの商標異議申立書類で
28.申請者のマークに出会う消費者は、マークをアップルに関連付ける可能性が高い。 申請者のマークは直角の葉を備えたミニマルなフルーツのデザインで構成されており、すぐにアップルの有名なアップルのロゴを思い起こさせ、同様の商業的印象を生み出します。
と述べています。
Via:MacRumors
Source:iPhone in Canada
コロナ禍の中、大企業のいじめ? 企業ブランドを守るための処置?
企業にとってロゴは大切な宝でイメージでブランドです。故に商標登録し守っています。文字のロゴタイプは違いが分かりやすいです。当然名前と使われているフォント書体やデザインで判断できます。が、ロゴマークは難しい。東京五輪のロゴマークでのパクリ疑惑など少しでも似ていると訴えられる場合があります。
さて、今回のAppleが訴えるロゴマークの類似、葉っぱが似ていると言っています。確かに葉っぱだけを観ると似ているけど全体的なバランスから類似なのか? とても疑問です。これは素人の私から観た意見です。似ていない(●°ᆺ°●)。それよりも「洋梨のマークだね。そう言えばAppleはリンゴだよね!」と同じ果物としての類似しかありません。
コロナ禍の影響で多数の企業の業績が悪化しています。でも、Appleは好調です。いや、こんな時期に訴えて法的措置を起こさなくて良いのでは? 強者が弱者をいじめているじゃん!にしか見えません。実際、マスコミなどの報道ではAppleに対して悪い印象を与えています。
確かにAppleに訴えられたら、中小企業は裁判に掛かるお金が無いので(コロナ禍の影響ある無しにかかわらず)即、ロゴマークを変更すると思います。そんな訴訟で会社が潰されたらたまらない。ある程度、訴えられたことを宣伝して即変更して自分達の企業の仕事がしたいはずです。
Appleとしてはブランドを守る、会社を守る行為として「リンゴマークのロゴのブランドを守るために類似は手当たり次第始末する」な感じです。
まあ、法的措置、訴訟はAppleが起こす事もあれば起こされる場合もある。今回のロゴもあれば特許など色々とあります。常にAppleが正しい訳では無い(Appleファンには悪いが、日本でのiPodの”クリックホイール”での特許侵害で負けたこともある。これはAppleがわるいじゃろ)。
とは言え、パクりや特許侵害をそのままにするとAppleのブランドが低下してしまいます。でも、少しでも似ていれば、自動〜法的措置装置の様な事が行われたらタマリマセンね。お金の力で動くのではなく、取捨し話し合って欲しいですね(何て、世界の大企業は甘くない。世界のトップ、お金を稼ぐ企業が真っ白な訳がない。常に修羅場)。
いやはや、ロゴやデザインは難しいですね。
それでは(^_^)/