米国カリフォルニアの電子機器の修理情報や修理パーツや修理用特殊工具の開発及び販売を手がけるiFixitが「M2 MacBook Air」の分解動画を公開しました。
サイトには「M2 MacBook Airの分解、ヒートシンクの入れ忘れ?」とタイトルがついています。ファンレスのノートMacとしては冷却機構不足を指摘されています。ヒートスプレッダが有りません。マジか!通常、最低でも本体に熱を逃がす為のサーマルペーストとグラファイトテープは薄く冷却機構としては薄すぎるようです。M2チップがそれだけ発熱しないとも言えますが、M1チップよりチップが大きい(プロセスも5nmと同じでM2のほうがトランジスタが多い⇒発熱が高いと思われる)ので熱くなりそう?
今年の夏のM2 MacBook Airは、まるでDonna Summerのようーつまり暑くて暑くてカッコイイのです。 このベースモデルのM2 Airにアクティブ冷却が搭載されているとは予想外でしたが、逆にパッシブ冷却システムはわずかしか搭載されていません。ヒートスプレッダーも期待できません。でも、分解は始まったばかりなのに結論を急ぎすぎているかもしれませんね。
分解動画の公開とX線写真、メイン基板、バッテリー等の分解の写真も掲載されています。分解マニアwとしては楽しい( ´艸`)。でも自分では分解はしたくない、老眼がツラい歳になってきました。
この分解をまとめると、Airは1枚のシンプルな封筒に収まるサイズです。最近のMacモデルは、デザインのよい方向へ改善してきています。例えばポートの種類や数が充実していたり、キーボードの改善、修理しやすい製品へ立ち返っています。
iFixitのレポートでは今回は分解までです。修理のし易さの評価はまだ出ていませんが、過去のMacBook Airシリーズと比べて修理しやすいM2 MacBook Airのようです。内部デザインは美しくシンプルで分解修理がしやすいのは良いですね。デザイン重視や薄さ重視で修理や交換が難しい過去のMacBook Airでしたが、ここ最近の”自分で修理する権利”なども考慮しているかも知れません。その分、コストが上がる場合がありますが。
Source:iFixit
まだまだ発売されたばかりのM2 MacBook Air。これから更なる分解と動作評価に期待です。そして次のM2 Pro、M2 Max、M2 Ultra チップの登場が楽しみですね。
それでは(^_^)/